「立憲民主」新たな選択肢に?「希望」と“溝”も[2017/10/03 17:08]

 希望の党が1次公認を発表しました。192人という数と顔ぶれについて、合流する側、たもとを分かった側はどう受け止めているのでしょうか。

 (政治部・佐藤美妃記者報告)
 当初は希望の党の候補者を先に公認し、後から民進党からの合流組を公認することも検討されていましたが、結局は同じタイミングでの発表となりました。民進党前議員の間では、何度も公認の発表が延期になるなか、第1次という形で公認が決まり、安堵(あんど)が広がっています。一方、希望の党は立憲民主党の結成メンバーのすべての選挙区で対抗馬を立てています。まさに、民進党は分裂してしまったわけですが、立憲民主党の関係者は「地元では新党の立ち上げに拍手喝采が起きている」と話していて、新たな選択肢になると自信を見せています。また、別の関係者は「これまで苦しい時でも民進党を応援してくれた人は、比例では希望の党ではなく立憲民主党と書くはずだ」と比例票の上積みを期待しています。民進党の支援団体である連合も、一部では立憲民主党を応援する姿勢を見せるなど、希望の党との溝は深まりつつあります。

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