民進党は3分裂のまま国会へ 「無所属の会」結成へ[2017/10/26 11:45]

 今回の衆議院議員選挙で、民進党は希望の党への合流組、立憲民主党、無所属と3つに分裂して戦いました。この無所属で当選した岡田氏を代表とし、野田前総理大臣や江田前代表代行など10人以上が「無所属の会」を26日午後に結成します。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 無所属の会としては、国会での接着剤の役割を目指していく考えです。代表に就任する岡田氏は「我々のスタンスは中道だ」述べたうえで、野党としての考えをまとめていきたいとしています。メンバーは13人で、午後1時に正式な届け出を行います。そんななか、民進党の前原代表は27日の両院議員総会で正式に辞任を表明する意向を固めました。希望の党との合流は「賭けだった」としながらも、「すべては結果責任」と腹をくくっています。一方、希望の党では、共同代表に玉木雄一郎議員が選出される見通しであることが分かりました。小池氏から主導権を奪って刷新感を出す狙いです。希望の党に入ることになる前原氏を推す声もありましたが、ある議員は「しばらくはおとなしくして頂く」と話しています。そして、立憲民主党は31日に両院総会を開くことにしていて、無所属で当選した山尾志桜里議員も近く入党する見通しです。野党再編は、結局は主役のはずだった小池氏と前原氏がそろって責任を問われる形になっていて、民進党が3分裂したまま安倍政権と対峙することになりそうです。

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