高所得の会社員増税など 与党の税制改正大綱固まる[2017/12/14 05:50]

 自民党と公明党は14日、来年度の税制改正大綱をまとめます。高所得の会社員が増税となるほか、日本を出国する際の新たな税金も導入されます。

 与党の税制改正では、年収に応じて会社員の所得から引かれる給与所得控除について、年収が850万円に達すると控除額が増えない仕組みに変更し、高収入の会社員は増税とします。また、日本を出国する際に1人あたり1000円程度を徴収する「国際観光旅客税」を2019年1月から導入するほか、森林整備の財源を賄うため、1人あたり毎年1000円を徴収する「森林環境税」を2024年度から導入します。一方、シングルマザー世帯に対する所得税の優遇措置については、自民・公明両党の意見に隔たりがあるため、来年の協議に持ち越しました。

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