野党バラバラのまま年越し 民進 改革方針決まらず[2017/12/26 17:15]

 今の民進党の様子を見ていると全くまとまりがないという感じがします。それから野党各党も含めて、野党は年越しをどのような形で年を超えるんでしょうか。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 なかなかすっきりとした気持ちで新年を迎えるという状況にはならなさそうです。まず両院議員総会を開いた民進党は、立憲民主党と希望の党に統一会派を申し入れることの了承はなんとか取り付けましたが、結局、党改革の大きな方針は打ち出せませんでした。今後については「できる限り早期に新しい党に『生まれ変わる』ことを模索する」「その先にはさらなる大同団結も視野に入れる」という、何とも具体性に欠ける内容にとどまっています。一時は年内の解党も検討されましたが、結局、解党させる力すら今の民進党にはなかったといえます。現状を変えたいのは、支持率が低迷する希望の党も同じです。玉木代表は「巨大与党に対抗するには力の結集が必要だ」と連携には前向きです。ただ、野党第1党の立憲民主党は、26日も民進党の離党組の加入を決めるなど、他党との連携よりも独自路線を強調しています。そうはいっても、その立憲民主党もじわじわと支持率は下がってきていて、なかなか国民にアピールできる政策を打ち出せていないのも事実です。「年明けの通常国会を反転攻勢の場にしたい」という思いは野党共通ですが、これという光明がなかなか見いだせない状況が続いています。

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