目指せ!“東京パラ” 障害持つ駅員スイマーの挑戦[2018/01/02 18:18]

 右の手足が左と比べて20センチほど短い難病を抱える男性が、駅員として働きながらパラリンピックを目指しています。その挑戦を追いました。

 成嶋徹さん(33)。JR東日本の甲府駅で働いています。成嶋さんは生まれてまもなく、骨や関節が変形する「オリエール病」と診断され、右の手足に障害を抱えています。そんな成嶋さんが今、目指しているのは…「水泳」。元々、体力維持のために水泳をしていた成嶋さん。3年前、初めて出場した山梨県の障害者大会で優勝。そこから水泳に打ち込んでいきました。しかし…。
 成嶋徹さん:「真っすぐ泳ぎたいところ、右側にずれてしまう」
 以前は右側へ体が流れていました。左右のバランスを調整しながら現在は週6日、2時間以上のトレーニングを日課にしています。
 成嶋徹さん:「2020年の東京パラリンピックに出場するというのが、大きな目標」
 先月、奈良県で行われた強化合宿。パラリンピック代表を目指す選手らが集まり、コーチから指導を仰ぎます。タイムを測った背泳ぎでは、4秒縮めて自己ベストを更新。
 成嶋徹さん:「良かったです。ビックリした」
 駅員スイマー・成嶋さんのチャレンジは続きます。
 成嶋徹さん:「最後まで自分を信じて、強く生きるというのをテーマにこれからも一歩一歩、上っていけたらなと」

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