「時間稼ぎをさせてはならない」 日本政府に警戒感[2018/03/07 11:47]

 韓国と北朝鮮は来月末に首脳会談を開くことで合意しました。日本政府の反応です。南北首脳会談の開催が決まったことについて、「時間稼ぎをさせてはならない」などと警戒感が広がっています。

 (政治部・井上敦記者報告)
 菅官房長官は7日午前に行われた記者会見で、対話のための対話では意味がないと改めて強調しました。
 菅官房長官:「検証可能な、そして不可逆的な方法で核・ミサイル計画を放棄することにコミットし、非核化に向けた具体的な行動を示す。このことが極めて重要だ」
 また、ある政府高官も、「核実験やミサイル発射の一時凍結は、非核化への取り組みとはまったく言えない。時間稼ぎをさせてはならない」として、制裁や合同軍事演習などの圧力を継続するべきだとしています。日本政府としては、日米の固い結束を基本としたうえで、急速に北朝鮮との対話に舵を切る韓国に釘を刺し、日米韓3カ国で連携していく方針です。また、北朝鮮を訪問した韓国の徐薫(ソ・フン)国家情報院長が来日し、日本政府高官と会談するとみられています。

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