「他にないのか」決裁文書コピー提出も野党猛反発[2018/03/08 11:45]

 森友学園への国有地売却に関する問題です。決裁文書が書き換えられたとする疑惑について財務省は当初、大阪地検の捜査を理由に「調査が難しい」と説明していました。そうした姿勢に与党からも批判が続出。財務省は8日朝、ようやく決裁文書のコピーを参議院予算委員会の理事会に提出しましたが、これはすでに野党が入手していたものと同じで、野党は「他にないのか」と激しく反発しています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 民進党などは「1ミリも進んでいない。むしろ後退した」などと猛反発し、委員会を欠席しています。
 立憲民主党・蓮舫参院国対委員長:「皆さんが持っている資料を出してきて、これがありましたと言われても、これ以外にないんですねと明言してくれ(と財務省に言ったら)調査中と言われた。とても納得できない」
 財務省は「今、出せるものはこれですべてだ」と繰り返し、書き換え前の文書があるかないかは明言しませんでした。この状況に、野党4党が欠席するなかで進められた委員会では、自民党からも苦言が呈されました。
 自民党・三木参院議員:「決裁文書について今現在、大きな問題となっているにもかかわらず、財務省からは十分な説明がない状態だ」
 安倍総理大臣:「できるだけ早期に説明できるよう財務省を挙げて最大限、努力をしてもらいたい」
 これを受け、麻生財務大臣は「捜査の最終的な結論が出る前の段階も視野に、早期に説明できるように努力する」と述べました。野党側は「疑惑は全く解明されていない」と納得しておらず、衆議院で予定されていた本会議も取りやめとなるなど、衆議院、参議院ともに影響が広がっています。