野党の審議拒否続く 与党は“解散”でけん制[2018/04/25 11:49]

 国会は25日も野党6党が審議を拒否して、正常化のめどが立っていません。与党幹部は野党抜きでも審議を進める方針を確認しました。

 (政治部・河村勇紀記者報告)
 与党側は、国民生活に影響がある法案を遅らせるわけにはいかないとして審議の必要性を強調しています。25日朝の幹部会合では、26日に安倍総理大臣が出席する集中審議を野党が欠席しても行う方針を確認しました。また、政府が最重要法案としている「働き方改革法案」については、27日に本会議で趣旨説明を行い、大型連休中にも委員会を開いて審議する方針です。さらに、自民党幹部は「解散」まで持ち出して、野党に強烈な揺さぶりを掛けています。
 自民党・森山国対委員長:「内閣不信任案が出されれば、解散も1つの内閣の選択肢なのだろうと思う」
 野党が不信任案を提出したら、という条件付きの発言ですが、普段、慎重な森山国対委員長が総理の専権事項である「解散」を口にするのは異例のことです。与野党の対立は、お互いに落としどころが見つからない状況となっています。

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