「僕の力不足」竹下会長“一本化”できず自主投票に[2018/08/09 17:25]

 竹下派はなぜ、一本化できなかったのか、あるいはしなかったのか。衆議院と参議院で対応が分かれる結果となった背景には何があるのでしょうか。

 (政治部・小西弘哲記者報告)
 竹下派が一本化できず、事実上の自主投票となった最大の要因は参議院のドンと言われた青木幹雄氏です。竹下派は、先月の中ごろまでは安倍総理大臣支持での一本化が見えていました。そんななか、先月下旬に青木氏が竹下氏と参議院幹事長の吉田氏に、石破氏支持を伝えたのです。ある幹部は「青木氏と竹下氏が会談をしてから明らかに流れが変わった」と話していて、派閥は参議院を中心に石破氏支持の流れへと傾いていきました。ところが、衆議院には閣内にいる茂木大臣や加藤大臣含めて安倍総理に近い議員が多く、石破氏支持の流れに強く抵抗して石破氏での一本化も困難となりました。竹下氏は8日夜、周辺に対して「僕の力不足だ」と漏らし、無念の思いをにじませました。竹下氏は「調整型の会長」と自負していて、トップダウンでの一本化ではなく、議員らの意見を丁寧に聞いたのです。その結果、あまりにも隔たりが大きく、調整型が裏目に出た格好です。派閥の幹部らは早くも3年後を見据えていて、一致結束するためにも「次は竹下派から総裁候補を出す」と早くも引き締めています。