日ロ首脳 北方領土巡り 共同経済活動で行程表[2018/09/11 05:50]

 ロシアのウラジオストクを訪れている安倍総理大臣はプーチン大統領と会談し、北方四島での共同経済活動の実現に向けて海産物の養殖などに関する工程表をまとめました。

 安倍総理は「四島の未来像を描く道筋が見えてきた」と成果を強調しました。
 安倍総理大臣:「海産物の養殖、温室野菜栽培、観光、風力発電、ごみの減容の5件について、プロジェクトの具体的な内容と実施に向けた作業の進め方で一致しました」
 そのうえで、安倍総理は現地調査を来月初めに行う方針を示しました。一方、プーチン大統領は北方領土問題について「一朝一夕では解決できない」と指摘したうえで、「両国民が受け入れ可能な解決策を模索する用意がある」と述べました。共同経済活動には道筋を付けたものの、領土問題の解決にどこまでつながるかは不透明です。また、両首脳は北朝鮮問題についても議論し、安倍総理は拉致問題で日本の立場に理解と協力を得たと明らかにしました。ただ、北朝鮮の非核化を巡っては対話を重視するロシアとの間に温度差があり、今後も駆け引きが続きます。