「土台固める」守りの布陣 内閣改造で調整大詰め[2018/10/01 11:52]

 内閣改造と自民党の役員人事が2日に行われます。総裁選で安倍陣営を支えた甘利元経済再生担当大臣が党の要職で起用される見通しです。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 安倍総理大臣の「土台を固める」という方針のもと、これまでに判明している顔触れを見ると守りの布陣といった印象です。党人事では二階幹事長の続投に加えて、総理側近の甘利氏を要職で起用する見通しです。閣僚では麻生副総理や菅官房長官らの留任をすでに決めていて、閣僚の交代枠は10人程度になりそうです。総裁選を戦った石破元幹事長らの処遇が焦点となっていますが、安倍総理は「適材適所」と述べるにとどめています。一方で、安倍陣営からは「石破派と竹下派は干さなければ示しがつかない」と論功行賞への期待も高まっています。安倍総理としては「狭き門」でどうカラーを打ち出すのか、悩ましい調整が続きます。

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