「外国人労働者」めぐり 自民・法務部会で紛糾か[2018/10/29 17:07]

 29日午後から自民党の法務部会が始まっているようです。自民党本部から報告です。

 (政治部・延増惇記者報告)
 法務部会は今、自民党本部の会議室で行われていて、様々な意見が議員から飛び交っています。今回、法務部会での意見があまりにも多岐にわたったため、この部会に先立って小泉進次郎氏が厚生労働部会を開き、指摘の多かった「日本人労働者の処遇改善を後退させない」ことや「外国人労働者の社会保険の加入や保険料の納付を厳しく確認する」などといった政府に対する決議文を取りまとめました。自民党の法務部会での議論ですが、実は幹部らは先週には取りまとめる予定でした。しかし、「事実上の移民政策だ」「治安が悪化するのではないか」といった慎重派の意見が根強く、今週に持ち越すことになったのです。自民党幹部は、慎重派からの懸念が多かった外国人労働者の“永住権”の認定をさらに厳格化させるとして、そのことを決議文に盛り込む考えです。この決議文をもって、慎重派を納得させられるかが焦点で、ある自民党の政調幹部は「国会のスケジュールに影響させないためにきょうは何としても終わる」と意気込んでいます。

こちらも読まれています