予算委で本格論戦スタート 消費税や閣僚の資質追及[2018/11/01 11:48]

 国会は1日から、予算委員会での審議が始まりました。消費税率引き上げや外国人労働者受け入れのほか、新閣僚の資質を巡っても論戦が繰り広げられます。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 財政再建が持論である自民党の岸田政調会長は、消費税率引き上げの意義を国民にもっと丁寧に説明すべきだと安倍総理大臣に迫りました。
 自民党・岸田政調会長:「そもそも何のために消費税を引き上げるのか、こういった議論が忘れられているような感すら致します」
 安倍総理大臣:「伸びていく社会保障費に対してしっかりと対応していく。子育て世代、子どもたちの世代に対してしっかり投資をしていくうえでも、消費税を引き上げていく必要がある」
 そのうえで、岸田氏は軽減税率についても国民に対する説明や事業者への支援をより進めるよう求めました。午後からは、野党が片山大臣の「政治とカネ」を巡る疑惑や柴山文部科学大臣の教育勅語に関する発言など、新閣僚の資質を追及する予定です。政府側は「問題ない」とこれまでの説明を繰り返す見通しで、論戦は初日からヒートアップしそうです。

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