衆院・予算委 改憲や片山氏の政治資金問題を追及[2018/11/02 11:49]

 国会は衆議院の予算委員会で2日目の審議が続いています。野党側は憲法改正や片山地方創生担当大臣の政治資金問題などを追及しています。

 (政治部・高松亜也子記者報告)
 安倍総理大臣は憲法9条の自民党案が「フルスペックの集団的自衛権の容認では」との指摘を否定しました。
 国民民主党・階衆院議員:「限定的な集団的自衛権よりもさらに広いフルスペックの集団的自衛権の行使も可能。自衛隊の任務や権限に変更が生じることはない。嘘ではないか」
 安倍総理大臣:「自民党として先の総選挙で公約として掲げたのは自衛隊の明記であり、フルスペックの集団的自衛権の行使を公約はしていない」
 そのうえで、安倍総理は自衛隊を明記するという自分の案は一石を投じるためで、憲法審査会で議論を加速させたいと強調しました。また、片山大臣は口利き疑惑であっせん役とされる人物について「秘書ではない」と今まで答弁してきましたが、私設秘書と明記された国会の通行証を持って活動していたことを認めました。野党側はさらに説明が必要だとして、片山大臣の疑惑について集中審議を要求しました。

こちらも読まれています