宇宙やサイバー、電磁波などを優先整備へ 防衛大綱[2018/11/20 19:12]

 防衛省は与党や有識者会議に新しい防衛計画大綱の骨子を示しました。宇宙やサイバー、電磁波など新しい領域での防衛を優先して整備する方針です。

 防衛省が示した骨子では、中国を念頭に「日本の周辺で軍事活動の活発化の傾向が顕著」だと指摘したうえで、日本が取り組むべき防衛力整備の優先事項が示されています。とりわけ日本が遅れている新しい領域、宇宙やサイバー、電磁波を使った攻撃に対する防衛力を整備する必要が最初に書かれています。また、少子高齢化が進むなかで防衛力を維持するため、自衛官の定年延長や女性自衛官の活用、装備の無人化なども示されました。5年ぶりに見直される防衛大綱は、与党や有識者会議の議論を経て年内に策定される見通しです。

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