「法案が生煮えだ」入管法めぐり 野党が総理を追及[2018/11/26 11:50]

 国会では26日朝から、衆議院の予算委員会で安倍総理大臣が出席して集中審議が行われています。外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案について、与党側が27日の衆議院通過を目指しているのに対して野党側は徹底抗戦の構えです。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 野党側は今国会で安倍総理をただす最後の機会と位置付け、「法案が生煮えだ」と追及しました。
 立憲民主党・山尾衆院議員:「単純労働には拡大しないという単純労働って何でしょう。特段の技術も技能も知識も経験も要らない仕事ってどういう仕事か」
 安倍総理大臣:「お尋ねの点については様々な作業が考えられるものの、こうした場において具体的、個別具体的に例を示すのは控えた方が良いと考えます」
 また、安倍総理が「5年間で34万人」とした受け入れの上限数について、野党側は「法案の成立後に法務省が作る新たな見積もり次第で変わる」と指摘しました。ただ、与党側は27日に入管法改正案を衆議院で通過させ、28日に参議院で審議入りさせたい考えです。野党側は山下法務大臣らの不信任案をちらつかせながら徹底抗戦する構えです。国会日程がタイトななかで、27日と28日の審議次第で会期の延長が現実味を帯びることになります。

こちらも読まれています