米ロ、米中が対立する中のG20 安倍総理の立場は?[2018/11/30 11:50]

 安倍総理大臣はG20が開かれるアルゼンチンに到着しました。日本時間の30日夜から首脳会議や各国首脳との個別会談に臨みます。

 米ロ首脳会談の見送りや米中貿易戦争など対立ムードが漂うなか、日本は難しい立場に立たされています。安倍総理はプーチン大統領との会談で、北方領土問題について政府高官による新たな協議の枠組みを設けるなど、さらに進展を図りたい考えです。しかし、トランプ大統領がプーチン大統領との会談を急きょ中止するという厳しい姿勢を打ち出しているなか、日本がロシアと接近しすぎれば欧米からの反発も予想されます。トランプ大統領とは中国への対応も協議する方針です。安倍総理はその後、習近平国家主席とも会談を予定していて、両者の橋渡し役を担う格好になります。米ロ、米中が対立するなかで、安倍総理がどこまで役割を果たせるかが課題です。

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