ひとり親世帯の税の控除を巡り調整難航[2018/12/12 08:00]

 自民党と公明党は来年度の税制改正大綱の取りまとめに向けて会合を開きましたが、ひとり親世帯の税の控除を巡って調整が難航しています。

 自民党・宮沢税調会長:「子どもの貧困対策のための措置については今、(公明)西田会長と私で最終的な調整をしている段階です」
 ひとり親世帯の税負担を軽減する「寡婦控除」は、今は離婚や死別した場合だけが対象です。公明党は、これを未婚のひとり親世帯にも広げるべきだと主張しています。これに対し、自民党内には「事実婚との区別がしにくい」「未婚での出産を奨励することになり、伝統的な家族観が崩れかねない」などという意見があり、慎重です。自民・公明両党は、12日夕方に取りまとめを目指して協議を行います。

こちらも読まれています