鴻池元防災担当大臣が死去 参院委で安保法を仕切る[2018/12/26 10:30]

 防災担当大臣や官房副長官などを歴任した鴻池祥肇参議院議員が25日午後、亡くなりました。78歳でした。

 鴻池氏は1986年の衆議院議員選挙で初当選して2期務めた後、参議院にくら替えして4回の当選を重ねました。小泉内閣で防災担当大臣、麻生内閣では官房副長官を務めました。また、2015年には安保関連法を審議した参議院の特別委員会を委員長として取り仕切りました。一方で、森友学園への国有地売却を巡る問題では、籠池夫妻と面会していたことが明らかになりました。
 鴻池参院議員:「紙に入ったものを『これでお願いします』とおばはんの方が。一瞬でカネだと分かりましたよ。だから、それを取って『無礼者』と言ったんだ」
 この会見から1年余り経った今年5月、酸素チューブをつけて記者会見に臨んだ鴻池氏は来年夏の参議院選挙には立候補せず、引退することを表明していました。

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