独占!国民・玉木代表に聞く “野党の戦略” 2[2019/01/26 23:00]

 28日から通常国会が始まります。焦点となっている勤労統計問題を野党がどう追及するのかなど安倍一強に挑む野党の戦略、さらには憲法改正の行方について、与野党のキーマンにテレビ朝日の政治部記者が直撃取材しました。

 質問:
 一方で、この野党共闘を巡って色々なご苦労されていたと思いますが、そのなかの一つに立憲民主党との路線がピタリとこない、共闘ですんなり合意ができない状況があったと思います。こうした自由党との連携の強化をしたうえで今後、立憲民主党と参議院選挙にも出ていますが、野党共闘、これまた1つ難しい課題かなと思うんですけど、どのように考えていらっしゃいますか?

 国民民主党・玉木代表:
 立憲民主党さんは野党第1党ですから、その意味では様々な考えを持ちながら、これまでも対応されてこられたんだと思いますが、やっぱりまとまるところはまとまっていくということが大事かなと思いますが、ただ、我々もしっかり自分たちはやっぱり力を付けて強くならなければいけないなと。立憲民主党さんよりもさらに我々、短い、誕生してからの歴史しかないものですから。それぞれ、やっぱり力を付けて野党全体で見たら足したら大きな力になっていて、安倍政権に厳しく対峙(たいじ)できると。こういうことが望ましいと思いますので、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、また、本当に協調すべきところは協調しながらやっていければなと思ってます。

 質問:
 選挙協力でいいますと、複数区での調整においてなかなかうまく進んでいない現状があると思いますが、この自由党との連携強化、いわばこの国民民主党のパワーがアップすることによって複数区の連携は何か変わりますか?

 国民民主党・玉木代表:
 まずね、複数区を含めて立ててないところがまだあります、空白地域が。そこは、やっぱりしっかり埋めていくと。そのことが党勢の拡大にもつながっていくと思いますから、まずそれをしっかりやるってことは大事だと思います。そのうえで、とにかく与党を利することがないように個々の選挙区状況を見ながら対応していくということだと思います。ただ、原則はできるだけ候補者を立てて党勢拡大に努めていくというのがそれぞれの党の方針だと思いますね。

 質問:
 冒頭におっしゃった安倍政権に対する色んな声を地方で聞いていらっしゃったというお話ありました。通常国会での論戦を経て、参議院選挙で審判を仰ぐという形になると思いますが、特に野党として突いていきたいポイント、そして国民に対して安倍政権のこういうところを伝えたいというポイントありますか?

 国民民主党・玉木代表:
 まず、参議院選挙の争点一つ明確です。嘘をつく政治か、正直な政治か、どっちを選ぶのかと。これは大きな論点だと思います。我々は正直な政治を追求していきたいなと。とにかく嘘とごまかしで説明を十分しない、聞いたことに答えない、聞いてないこといっぱいしゃべる、こういう政治をそろそろ変えていかないと権力の慢心があちこちに非常に目立つようになりました。これをまず変えるということ。
 あと、やっぱり一部の人が非常に豊かになる一方で、多くの人が生活不安を抱えている。特に高齢者が増えるなかで生活保護の受給世帯が増えてるんですが、そのうちの多くが半数以上65歳以上の高齢世帯です。人生100年といわれるので、人生は長くなるわ、お金はないわ、年金は減るわということになれば、皆やっぱ将来不安があって、消費もなかなか活性化しないということになると景気も良くならない。この生活をどうやって保障していくのか、国民の皆さんに安心を提供できる、まさに国民の生活が第一のそういった政治に転換していくということがこの参議院選挙のもう一つの大きなテーマだと思います。
 最後に地方です。地方がだんだんやっぱり元気を失ってきている。東京は人口も増えて活性化している、オリンピックもある。でも、地方どうですかと。忘れ去られてませんかと。大事にするっていうのは口だけじゃないんですかと。やっぱりね地方をもう一回、大切にする、そういう政治に変えていくという意味でも、農業にしても、地域を本当に重視する政策に転換していく、それを国民と選挙にもしていきたいと思います。

 質問:
 その暮らしを上げたというのがアベノミクスだというふうのが安倍総理の売りとして主張しているところですが、一方で毎月勤労統計の問題が出てきて、まさにそのアベノミクスの成果がどうであったのか、実施には上がったのかというところと絡んでくる論点かなと思いますが、これの通常国会におけるポイントは?

 国民民主党・玉木代表:
 このアベノミクスのごまかし。ある種「カサアゲノミクス」になっていて、GDP(国内総生産)もかさ上げされてるし、賃金もかさ上げされたと。上げ底政策をきちんと検証していくということは大事だと思います。戦後2番目の長期の景気回復といいながら、そのなかで何で生活保護受給世帯の過去最高なのかと。こういうことも含めて、やっぱりアベノミクスの矛盾。いかにそれはかさ上げされて飾られているのかと、こういったところを厳しく突いていくということもこの国会の大きなテーマだと思います。