「悪夢の民主党政権」で泥仕合 岡田氏、撤回迫る[2019/02/12 11:47]

 安倍総理大臣が10日の自民党大会で「悪夢のような民主党政権」と発言したことについて、かつて民主党代表だった岡田克也議員が国会で撤回を迫りました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 元外務大臣として外交問題で挑むはずだった岡田氏でしたが、総理発言についての泥仕合で始まりました。
 無所属・岡田衆院議員:「私たちは、政権時代にその前の自民党歴代政権の重荷も背負いながら政権運営をやってきました。撤回を求めます」
 安倍総理大臣:「皆さん悪夢でなかった。それを否定しろとおっしゃるんですが、では、なぜ、民主党という名前を変えたんですか」
 無所属・岡田衆院議員:「今の発言、全く了解できませんよ。取り消しなさい」
 安倍総理大臣:「取り消しなさいと言われても取り消しません!」
 この後、岡田氏は北方領土交渉で歯舞・色丹の2島返還だけで国境線を引くつもりかただしました。これに対し、安倍総理は「平和条約交渉の対象は4島の帰属だ」とかわしながらも歯舞・色丹の引き渡しについて明記された日ソ共同宣言を重視する考えを示しました。12日午後には不正統計問題で、まだ国会に出席していない西村統計委員長も登場して追及が続けられることになります。

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