日韓外相会談「平行線」 徴用工・慰安婦発言巡り[2019/02/16 00:05]

 ドイツ・ミュンヘンで行われる国際会議に先立って関係が悪化する日韓両国の外相会談が行われ、徴用工判決や慰安婦問題などを巡って協議しましたが、溝は埋まりませんでした。

 冒頭から厳しい雰囲気で始まった会談は結局、両者の主張が食い違ったまま終了しました。日本側は、徴用工判決についての懸念や請求権協定に基づく協議を改めて要請しました。これに対し、韓国側は「引き続き検討中」と明確な返答を避けました。また、慰安婦問題に関して韓国の国会議長の天皇謝罪発言についても河野外務大臣は強く抗議をしました。康京和(カン・ギョンファ)外相からは謝罪や発言の撤回はなかったということです。両外相は北朝鮮問題での連携は確認したものの、以前、日韓関係の改善の糸口は現時点で見えてこないのが実情です。

こちらも読まれています