河野外務大臣帰国の途へ 日ロ・日韓着地点見えず[2019/02/18 00:40]

 国際会議に出席するためにドイツのミュンヘンを訪れていた河野外務大臣は、ロシアや韓国などとの外相会談を終えて帰国の途に就きました。日ロ・日韓ともに“着地点”は見いだせず、難しい先行きとなっています。

 河野大臣はラブロフ外相との会談で激しいやり取りがあったことなどを明かし、難しい交渉が続いているとの認識を示しました。ロシアとの会談では来月のラブロフ外相の訪日を呼び掛けました。粘り強くゴールにたどり着くため、交渉をさらに活発化させたい考えです。一方、韓国との間では河野大臣が慰安婦問題を巡る韓国国会議長の天皇謝罪発言について強く抗議したと言っているにもかかわらず、康京和(カン・ギョンファ)外相は「言及がなかった」と話しました。依然、日韓の主張は食い違いが続いていて、解決の糸口が見えない現状です。今回のドイツ訪問で河野大臣は合計11カ国の外相と会談しました。北朝鮮問題などで国際社会の連携を深めていく方針を示した格好です。

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