不正統計は良く見せるため…総理周辺の関与疑う野党[2019/02/18 11:47]

 国会では不正統計問題に関する集中審議が行われています。野党は安倍総理大臣周辺が不正に関与しているのではないかとただしました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 国民民主党の玉木代表は「不正統計問題の背景に総理の関与や忖度(そんたく)があった形跡がある」と詰め寄りました。
 国民民主党・玉木代表:「やはり一連の過程を見ますとね、総理秘書官、そして、経済財政諮問会議。まさに、官邸主導・政治主導で自分たちに都合の良い統計手法に変更していく流れが作られているんじゃないですか」
 安倍総理大臣:「賃金について国会でご質問を受けたので説明を受けましたが、私からも、私からは何ら指示をしていないわけであります」
 玉木代表は厚生労働省で毎月勤労統計の調査方法の検討会が「不自然に打ち切られている」ともただしましたが、検討会の委員に打ち切りの連絡がなかった以上の事実は引き出せませんでした。また、一連の問題はアベノミクスの成果を実際以上に良く見せようとしたからだと追及しましたが、安倍総理は否定しています。18日午後も集中審議は続きますが、今のところ、野党は総理官邸の直接的な関与を明らかにできずにいます。

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