沖縄県の不服申し出却下 辺野古工事巡り係争処理委[2019/02/19 05:50]

 国と地方の争いを調停する国地方係争処理委員会は、沖縄県の名護市辺野古への基地移設工事を巡って出された沖縄県の申し出を却下しました。

 沖縄県は去年11月、県による埋め立て承認撤回の効力を停止した石井国土交通大臣の決定を「違法な国の関与だ」と主張して審査を申し出ていました。
 国地方係争処理委員会・富越委員長:「国土交通大臣による本件執行停止決定は、当委員会が審査すべき『国の関与』には当たらないから本件審査の申し出は却下すべきものであるとの結論に至ったものであります」
 ただ、富越委員長は国交大臣の執行停止決定が違法か適法かに触れるものではないと強調しました。沖縄県の玉城知事は「却下との判断は誠に残念だ」とのコメントを発表し、引き続き県の承認撤回の適法性を訴えていく考えを明らかにしました。

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