辺野古の軟弱地盤は地中深くまで 政府に沖縄県反論[2019/02/21 11:50]

 普天間基地の移設に伴う沖縄県名護市辺野古への新基地建設を巡り、沖縄県が21日に埋め立て承認撤回の効力を停止した政府に反論する意見書を公表しました。

 意見書で、県は建設場所の一部で非常に軟弱な地盤が海面から90メートルの地中深くに及んでいると指摘しています。そのうえで、2013年に承認した工法で埋め立てをすれば地盤沈下や液状化が起きる危険性があるため、公有水面埋立法が定める「災害防止に十分配慮する」とした要件を満たしておらず、埋め立て承認の撤回には正当な理由があるとしています。また、仮に工法を変更しても地盤改良は困難で工事の長期化が予想されるとして、「辺野古移設に固執し続けることで、かえって普天間基地が固定化される」と反論しています。

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