不信任案否決しヤマ場　未明に予算案が衆院通過か

　国会では2019年度予算案の衆議院通過を巡る攻防がヤマ場を迎えています。

　（政治部・大石真依子記者報告）
　現在、衆議院予算委員会では質疑が続いています。当初は1日午前中からの予定でしたが、野党側が根本厚生労働大臣に対する不信任決議案を提出し、審議は大幅に遅れています。
　無所属・小川淳也議員：「多くの統計不正に関する一連の真相究明、再発防止、国民の救済において、根本厚生労働大臣が本来、果たすべき指導力が甚だ不十分」
　根本大臣の不信任案は本会議で自民、公明、日本維新の会などの反対多数で否決されました。与党側は午後8時半ごろには予算案の委員会採決に踏み切りたい考えですが、野党側は野田予算委員長の解任決議案の提出も視野に入れていて、立憲民主党と国民民主党の間で調整を行っています。2019年度予算案の衆議院通過は、日付をまたいで2日未明となる見通しです。