参議院予算委員会の集中審議で、安倍総理大臣は自民党内で浮上している自らの総裁4選について、党で定めた「4選禁止のルールに従うのは当然だ」と述べました。
(政治部・前田洋平記者報告)
この「4選論」の発信源が安倍総理と近い二階幹事長ということで永田町では波紋が広がっています。
日本維新の会・片山共同代表:「安倍首相の自民党総裁4選論がにぎやかですね。3選して半年で早々に4選論が出ることに私はちょっと驚いているんですが」
安倍総理大臣:「(自民党では)4選ということは禁じられておりますので、自民党総裁としてこのルールに従うのは当然のことであろうと思いますし、私にとって最後の任期を全力で結果を出していくことに集中していきたい」
4選論が浮上したのは安倍総理最後の任期でレームダック化を防ぎ、政権の求心力を維持する狙いがあるためとみられています。ただ、ポスト安倍の面々からは「4選の話は早すぎる」という声が上がっています。また、党内からは「こうした話が出ること自体がおごりと取られかねない」として参議院選挙にマイナスだとの指摘も出ています。
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