新元号発表へ「有識者懇談会」始まる 数案提示[2019/04/01 09:36]

 総理官邸では新しい元号を決める手続きが進んでいます。1日午前9時半すぎから有識者懇談会が開かれ、9人の有識者から意見を聴取しています。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 有識者懇談会は定刻から1分遅れて午前9時31分に始まりました。冒頭の雰囲気は、有識者は一様に押し黙ったままで、カメラのシャッター音が響いていたということです。会場となっている総理官邸4階の特別応接室はテレビでも度々、登場する部屋ですが、普段は来客を迎えるために使われている部屋です。そこに四角いテーブルが持ち込まれて、そのテーブルには白いクロスが掛かっていました。9人の有識者が上田さん、大久保さん、鎌田さんと奥からその順番で座っていました。ぱっと見た感じ50音順です。政府関係者によりますと、座席の順番で意味を持たせないための配慮だということです。そして、私たちが注目していたテーブルの上は紙と鉛筆が置かれていました。紙には何らかの文字が書かれているそうです。政府関係者によりますと、元号の案は50音順に説明するそうです。これも元号が誘導と取られないような配慮だということです。
 そして、会議は40分程度。出席者は菅官房長官が元号を発表するまで2時間程度、缶詰めです。情報管理のために官邸側が携帯電話も預かっているとみられます。ただ、会議の冒頭に取材した記者団の携帯電話は電波が立っていたということです。

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