総理が生出演 新元号「令和」決定のウラ側(2)[2019/04/01 18:06]

 新元号は「令和」と発表されました。安倍総理大臣に新元号について話しを聞きました。

 (Q.この間、情報管理に相当気を使われていたと思いますが、内心ドキッとした場面は?)
 安倍総理大臣:「一度に発表することが大切かなと思っておりまして、そのためには情報を管理しなければならないと思います。官房長官が非常に意を尽くしてくれたと思っています」
 (Q.総理はどこで令和であるとわかったか?)
 安倍総理大臣:「これは国文学、漢文学、東洋史学や日本史学の専門の先生方が考案され、それを官房長官が整理をされます。その整理をされたところで一度拝見しました。そのなかにおいてたくさんの案がありました。どれも甲乙つけがたい素晴らしい案ばかりでありました。そのなかに令和もありました。その後、さらに官房長官が法制局長官とも相談をしつつ、さらに絞り込むように指示をして、きょうそれがさらに絞り込まれたなかにおいて、有識者の皆さんにご意見を伺い、有識者全員から国書から選ばれるべきだというご意見があり、多くの方々から令和が支持されたと伺いまして、私も改めて令和の典拠を拝見させていただいたのでありますが、まさに一幅の絵のような情景が目に浮かんでくると、今までにない新鮮さを感じました」
 (Q.11時ごろからの全体閣僚会議ではこれは別に挙手をしたわけでもなく令和でいきますがどうですか?あ、それでいきましょうとこういうことの中で決まるんですか?)
 安倍総理大臣:「そうではなくて有識者会議ではこういう意見が出て、令和を推す声が多かったですけど、皆さんのお考えはどうですかとお伺いしまして皆さん、それぞれ思い思いに発言されました。それを受けて内閣としてこうしましょうということになりました」
 (Q.来月からいよいよ令和の時代に入るにあたって皇位継承については皇室が減少していくということに対する対策、この辺はどのようにお考えでいらっしゃいますか?)
 安倍総理大臣:「安定的な皇位の継承を維持していくということは国家の基本に関わる極めて重要な問題だと考えています。そして、そのなかで男系の継承が例外なく維持されてきた重みを踏まえながら慎重に丁寧に検討を行っていく必要があると思いますし、同時に女性皇族の婚姻等によって皇族数の減少については皇族方のご年齢からしても先延ばしすることができない重要な課題であるというふうに考えております。同様にさまざまなご意見もありますので国民の皆さんのコンセンサスを得るために十分な分析や検討と慎重な手続きが必要であると思っています」
 (平成はあと1カ月。新しい時代が5月からやってくるわけですが、民の声をよく聞いていただいて声なき声も、小さな声もみんなやっぱり政治に向けて政治をみんなのものにする元号をみんなのものにするそういう形でぜひ、政治に取り組んでいっていただきたいと私は思っております)
 安倍総理大臣:「新しい元号が1カ月後にスタートしていくわけでありますし、今月は平成最後の月となるわけでありますので、平成の時代にそしてまた天皇・皇后両陛下のご足跡、ご事跡に思いをはせつつ、新しい時代をスタートするうえにおいて万全を期していきたいと思いますし、そして、令和の時代、国民の皆様とともに素晴らしいときを刻んでいきたいと思っています」

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