「忖度あったのでは」野党が塚田氏の発言追及[2019/04/09 11:48]
国会では道路建設を巡る「忖度(そんたく)」発言で塚田前副大臣が辞任したことについて、石井国土交通大臣が陳謝しました。野党は「実際に忖度があったのではないか」と追及を続けています。
(政治部・安間由太記者報告)
石井大臣は委員会の冒頭、「行政の公正性に疑念を与えかねない」として謝罪しました。
石井国交大臣:「私としても、おわびを申し上げます」
一方、野党は自民党の吉田参院幹事長と塚田氏が面会した際のやり取りのメモについて取り上げ、同席した担当者をただしました。
立憲民主党・初鹿衆院議員:「吉田参院幹事長は、この道路が総理や副総理の地元事業であることが分かるようにお伝えしていたんですよね」
国交省・池田道路局長:「総理、副総理の地元事業であることを理由に国で調査することを求められたことはなかったと思います」
この面会メモについて、吉田参院幹事長は「誤解を生まぬようにという考えを表したものだ」とコメントしました。ただ、野党側は「忖度の証拠が出てきた」として、今後さらに追及を強める方針です。