国民投票のCM規制議論へ 今国会初の衆院憲法審査会[2019/04/25 11:53]

 衆議院の憲法審査会が今の国会で初めて開かれ、憲法改正を問う国民投票を行う際のテレビCM規制の在り方について議論することを決めました。

 (政治部・延増惇記者報告)
 4カ月半ぶりに開かれた憲法審査会はわずか1分で終わりましたが、連休明けに議論の道筋は付けた格好です。
 自民党・新藤憲法審筆頭:「立場の違いはあるが、このように憲法審査を進めていく。始まったことはとても喜ばしい」
 立憲民主党・山花憲法審筆頭:「一度、これまでの経緯についてはリセットしてということで、きょうの開催ということになりました」
 連休明けの審査会では、野党側が求める国民投票のCM規制の議論から始めることで、与党側は一定の配慮を見せた形です。自民党としては、憲法審査会で「自衛隊明記」などの条文案を示す自由討議を開催できるかが最大の焦点です。しかし、憲法改正の手続きである国民投票法の改正案の議論の入り口に立ったというのが現状です。国会の会期はあと2カ月で、自民党からは「このまま野党ペースでは何も前に進まない」と焦りの声も出始めています。

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