海自が北朝鮮の“瀬取り”発見 中国船籍に横付けか[2019/04/25 18:39]

 海上自衛隊の護衛艦が北朝鮮のタンカーと中国船籍とみられる船舶が横付けしているのを確認しました。国連安保理決議で禁止されている「瀬取り」を行っていたものとみられます。

 防衛省によりますと、先月20日午前に北朝鮮船籍のタンカー「YUSON号」と船籍不明の小型船舶が東シナ海の公海上で横付けしているのを海上自衛隊の護衛艦「おおよど」などが確認しました。船籍不明の小型船舶には中国の河北省の地名である「秦皇島」と表示があり、中国船籍の可能性が高いということです。2隻の船舶はホースを接続していて、国連安保理決議で禁止されている洋上での物資の積み替え、いわゆる瀬取りを行っていた疑いが強いということです。北朝鮮船籍のYUSON号は去年3月、国連の北朝鮮制裁委員会から資産凍結と入港禁止の対象に指定されています。

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