安倍総理が歴訪終える 終盤国会へ“ダブル”の声も[2019/04/29 00:42]

 安倍総理大臣は6月のG20首脳会議に向けた欧米6カ国の歴訪をまもなく終えます。帰国後は衆参ダブル選挙が取り沙汰されるなか、終盤国会が待ち構えています。

 安倍総理としては夏の参議院選挙に向けて外交の成果をアピールポイントの一つにしたい考えです。まずは来月下旬にトランプ大統領を令和初の国賓として招きます。安倍総理は北朝鮮の非核化の方法を巡るアメリカとロシアの溝を6カ国協議の開催も見据えながら橋渡ししたい考えです。また、G20では今回の歴訪で調整した自由貿易の問題やデジタルデータの管理について首脳宣言の取りまとめを目指します。一方で、連休明けからは終盤国会です。参議院選挙に向けて野党側が攻勢を強めてくるのは確実ですが、総理周辺からも「勝てると思ったら解散する」と衆参ダブル選挙に向けた強気の声が上がっています。国会の会期が残り2カ月を切るなかで、解散カードをちらつかせながらの政権運営となります。

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