菅長官が“外交デビュー” 米国で拉致問題協議へ[2019/05/09 11:52]

 菅官房長官は拉致問題の担当大臣としてアメリカへ出発しました。国内の危機管理を担う官房長官が外遊するのは異例のことです。

 今回の外遊ではアメリカ政府高官との会談も予定していて、拉致問題の解決に向けて日米の連携を強化する狙いです。菅長官は拉致問題担当大臣として、ワシントンでペンス副大統領のほか、北朝鮮との交渉の窓口となっているポンペオ国務長官とも会談します。日朝首脳会談の実現に向けて安倍総理大臣が打ち出した「無条件で金委員長と会う」という方針も含めてすり合わせを行います。また、ニューヨークの国連本部では拉致問題のシンポジウムに出席し、各国に協力を求めます。「令和」の発表で知名度が一気に上がり、「ポスト安倍」に急浮上した菅長官にとっての実質的な「外交デビュー」でもあります。

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