菅官房長官 国連で呼び掛け 拉致解決へ連携強化を[2019/05/11 05:50]

 アメリカを訪問中の菅官房長官は拉致問題に関する国連のシンポジウムに出席し、拉致問題の解決に向けた国際的な連携の強化を呼び掛けました。

 (政治部・前田洋平記者報告)
 菅長官は、拉致問題の解決に向けて「まさに正念場を迎えている」と力を込めました。
 菅官房長官:「我が国としては北朝鮮との相互不信の殻を破り、新たなスタートを切る考えです。安倍総理も条件を付けずに金正恩委員長と直接、向き合う決意であると累次の機会に述べています。まさに正念場を迎えています」
 北朝鮮が弾道ミサイルを発射するなど流動的な情勢のなかですが、菅長官は引き続き、無条件で対話を求めていく方針を改めて強調しました。また、菅長官は拉致被害者がアメリカやタイにも存在することを指摘して「拉致問題はグローバルな課題だ」と述べ、国際的な連携を呼び掛けました。そして、ペンス副大統領らワシントンでのアメリカ政府高官との一連の会談について「日米の連携強化で一致した」と成果を強調しました。

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