鈴木宗男氏に聞く 「戦争で」発言による問題点は?[2019/05/24 17:15]

 丸山穂高議員の問題について、北方領土交渉に長く携わってきた北海道出身の元衆議院議員・鈴木宗男さんに聞きます。

 (Q.丸山議員の発言後、駐日ロシア大使から電話で連絡があったということだが、どんな内容だったか?)
 20日午後に「あの発言は何なんでしょうか」という問い合わせがありました。これは政府の考えでもなければ、国民の思いでもなければ、丸山氏個人の全く政治家としての見識のない発言だから、「どうぞ、大使。心配することはないし、取り扱う必要はございません」と答えました。
 (Q.その時、大使からどのような返答があったのだろうか?)
 しょっちゅう電話するぐらいですから、お互いに信頼関係があります。なので、「鈴木先生の言うことを『了とします』」ということでした。
 (Q.丸山議員の言動をどう捉えている?)
 論外の話ですね。ビザなし交流の目的のなんたるかも勉強しないで行くこと自体が間違いですし。あそこで外に出たい、しかも酔っ払って言うこと自体がこの人、本当に国会議員なのかなという感じがしますね。
 (Q.今後への影響はないだろうか?)
 全く心配していません。というのは、丸山議員のこういった常軌を逸した行動について維新の会はすぐ除名という処分をしました。ロシア大使館におわびにも行っています。あと、菅官房長官も全くこれはあってはならないことだということで、きちんと記者会見でも発言しています。なので、ロシア側も23日の外務省の報道官のコメントを見ても発言には厳しく反応していますが、その後の日本側の対応については極めてしっかりした対応をしてくれているということで、理解はしてくれていると思っています。

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