日ロ2+2 領土交渉念頭に安全保障巡る懸念応酬か[2019/05/30 18:42]

 日本とロシアの安全保障などを話し合う閣僚協議が行われています。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 河野外務大臣、岩屋防衛大臣がロシア側と協議を行っています。笑顔で握手を交わして話し合いはスタートしました。
 岩屋防衛大臣:「きょうはアジア太平洋地域における安保情勢、日ロ間の信頼醸成について幅広い観点から意見交換ができれば幸いです」
 日本側はロシアによる北方領土でのミサイル発射訓練に抗議しています。一方、ロシア側は、日本がアメリカから購入する予定の地上配備型のミサイル迎撃システムなどに強い懸念を示していて、これらが議論の大きな焦点になっているとみられます。領土交渉を抱えながらの協議のため、日本の立場を主張しながらも、難しいさじ加減が求められます。また、北朝鮮問題についても非核化に向けたプロセスや経済制裁などについて意見交換しているものとみられます。まもなく共同記者発表が行われます。

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