日ロ外務・防衛閣僚協議 安全保障めぐり平行線[2019/05/31 05:50]

 日本とロシアの4回目の外務・防衛閣僚協議が行われましたが、ロシア軍が北方領土でミサイル訓練を実施している問題など安全保障面の課題は平行線に終わりました。

 河野外務大臣:「ミサイル訓練や戦闘機配備をはじめとする北方領土におけるロシア軍による軍備強化について、我が国の法的立場から受け入れられない旨、申し上げた」
 これに対し、ロシア側は「国際法に基づいた行為だ」と反発して溝は埋まりませんでした。また、ロシア側は、日本がアメリカから購入する予定の地上配備型ミサイル迎撃システムに強い懸念を表明しましたが、日本側は「ロシアに脅威を与えるものでは決してない」と反論しました。一方、両国は北朝鮮の完全な非核化実現に向けて、引き続き緊密に連携する方針を確認しました。

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