“老後2000万円不足”報告書 金融庁に撤回を要求[2019/06/11 17:02]

 「老後に2000万円が不足する」などとした金融庁の報告書に対して、自民党は、「国民に不安を招いた」と金融庁の幹部を呼んで抗議するとともに、報告書を撤回するよう要求しました。

 自民党・二階幹事長:「金融庁の報告に関しては、2000万円の話が独り歩きしている状況で、(国民に対して)不安を招いており、大変これを憂慮している。金融庁には撤回を含め、自民党として厳重に抗議しているところ」
 自民党の二階幹事長は、報告書の撤回を要求した理由について、この問題が夏の参議院選挙に悪影響を与えかねないという認識を示し、「選挙を控えている方々に迷惑を及ぼさないようにしたい」と話しました。
 公明党・山口代表:「いきなりああいう誤解を招くような、招きやすいものが出てくるというのは猛省を促したいです」
 一方、公明党の山口代表は強い不快感を示すとともに、「金融庁だけの問題にしないで、きちんと国民に説明をすべきだ」と政府に対して注文を付けました。

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