「衆参ダブル選挙」見送り 安倍総理が意向固める[2019/06/15 17:36]

 安倍総理大臣はこの夏の参議院選挙に併せて衆議院の解散・総選挙を行う「衆参ダブル選挙」の実施を見送る意向を固めました。

 与党内からは衆参の議員の組織をフル回転させるダブル選挙への期待感が根強くありますが、安倍総理は内閣支持率が安定していることなどから参議院選挙単独でも勝算があると判断しました。また、憲法改正を視野に衆議院で与党3分の2の勢力を維持しておきたい狙いもあります。野党側は「老後に2000万円が不足する」という金融庁の報告書を争点にする構えですが、安倍総理は周辺に「年金問題はきちんと対応する」と話していて、選挙戦を通じて説明する意向を示しました。通常国会は会期を延長せず26日で閉会の見通しで、参議院選挙の投開票日は来月21日となります。

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