老後2000万円不足 政府与党が「丁寧な説明」を確認[2019/06/17 19:55]

 国会の会期末まで10日を切るなか、政府・与党は最終盤の対応を協議しました。老後の資金を巡る金融庁の報告書については、国民の不安を払拭するために丁寧に説明していく方針を確認しました。

 政府・与党の会議の冒頭、菅官房長官は「老後に2000万円が不足する」という金融庁の報告書について、「議論の過程の段階なので正式な報告書として受け取らない」と説明しました。そのうえで、「冷静に丁寧に説明し、不安をあおるようなことはないよう進めたい」と強調しました。
 自民党・萩生田幹事長代行:「ありとあらゆる人たちの年金支給額を平均値で出して、そして2000万円が足らなくなるというのはいささか乱暴な例示だ」
 また、自民党の萩生田幹事長代行は「2000万円というワードが一人歩きした」と指摘し、国民の不安を払拭するために「政府は色んな年金受給者のパターンを説明すべきだ」と述べました。

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