最終盤の与野党攻防 “内閣不信任案”は野党で差[2019/06/21 11:50]

 最終盤を迎えている国会では、衆参両院で麻生財務大臣に対する問責決議案と不信任決議案の採決が行われます。

 (政治部・岡香織記者報告)
 予算委員長の解任決議案が否決されました。今は麻生大臣の問責決議案について、与野党の討論が行われています。
 立憲民主党・蓮舫副代表:「終盤国会、麻生金融担当大臣と随分、向き合わさせて頂きましたが、大臣の任にあらずと思えることばかりでした。本当に思い付くことしかありません」
 ただ、麻生大臣の問責決議案についてもこの後、与党などの反対多数で否決される見通しです。午後には衆議院でも麻生大臣の不信任決議案が否決される見通しです。これを受けて焦点は安倍総理大臣へと移り、野党側は21日中に参議院で問責決議案を提出する方針です。さらに内閣不信任案については、立憲民主党は24日に提出する方向で調整しています。一方で、国民民主党からは「不信任を出せば解散される可能性もある。刀だけ振り回すのはおかしい」として、政権構想を示したうえで提出するべきだと主張しています。ある野党の幹部は「出せばパフォーマンス、出さなければ弱腰といわれる」と頭を抱えていて、難しい判断を迫られています。

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