内閣不信任案はいつ?外交日程に影響 与野党神経戦[2019/06/21 17:58]

 26日の会期末まであとわずかですが、与野党の攻防は今後、どうなっていくのでしょうか。

 (政治部・延増惇記者報告)
 安倍総理大臣に対する問責決議案は、24日の参議院本会議で否決される見通しです。そして、今後の最大の焦点は野党側が安倍内閣の不信任決議案を提出するのかどうか。そして、提出するとしたらいつ出すのかというところになります。立憲民主党は「政府・与党が予算委員会の開催に応じないのは不誠実な対応だ」として、内閣不信任案を24日に提出する方向で調整しています。これに対し、与党側は24日に提出されれば会期内に処理できるとして問題ないと考えています。ただ、与党側が警戒しているのは26日、つまり閉会日当日での提出です。というのは、安倍総理は閉会日の午後にフランスのマクロン大統領との会談を予定しているため、与党側は閉会日の早い時間にすべての国会日程を終わらせようと準備を進めています。もし、閉会日に不信任案が提出されれば外交日程に影響を与える可能性があり、与党幹部は「野党の火遊びが過ぎると安倍総理は解散しかねない」と牽制(けんせい)しています。“解散カード”を持つ政府・与党と“不信任カード”を持つ野党側で会期末に向けた神経戦が繰り広げられています。

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