参院選 きょう公示 7党首ら年金問題など議論[2019/07/04 06:34]

 参議院議員選挙が4日に公示されます。これに先立って3日に報道ステーションに7党の党首がそろい、年金問題などで議論を戦わせました。

 自民党・安倍総裁:「年金制度は大丈夫です。経済政策をちゃんと進めていけば年金を増やすことはできるし、今年はですね、0.1%ではありますが年金の受給額を増やすことができました」
 立憲民主党・枝野代表:「少なくとも6万円くらいの給付をしっかりと下支えをする、低年金の皆さんには、ということをやっていかないといけないのと、それから大きな蓄えがなくても安心できる老後にしていかなきゃならない。総合的な老後の安心を作っていくべきだと」
 公明党・山口代表:「雇用を増やして年金の収入は増えた。だから給付も安定感が出た。また、積立金の運用、これも44兆円増えました。これからずっと続く年金の安定感と老後をどう暮らすか、特に100年時代をどう暮らすかはまた次元の違う話なんですよ」
 国民民主党・玉木代表:「5年に1回出す財政検証という健康診断がありますから、参議院選挙の前にそれをまず示して容体が悪化しているのか、改善しているのか、国民の皆さんにきちんと見せて、そのうえで議論しないと水掛け論になりますからね」
 日本維新の会・松井代表:「積み立て方式にしないと今、若い人は年金を支払って納めて頂いていません。これは将来、自分のためですよというような制度に作り替えることによって年金を納めて頂いていない方も納めてもらうシステムを作っていくということです」
 また、安倍総理大臣は年金の給付水準を物価上昇率より抑える「マクロ経済スライド」で将来世代の給付を確かなものにしていると強調しましたが、共産党などはこれを批判しました。
 共産党・志位委員長:「マクロ経済スライドでどれだけ年金が減るかと、今の物価、賃金で比べた場合に所得代替率で見てだいたい3割基礎年金で減ると、全体の額としては7兆円減ると。ですからね、これはやはり中止すべきだと」
 社民党・吉川幹事長:「制度が100年持つからといって暮らしていけない年金の制度を100年持たせたとしてもそれは全く政治の責任を私は放棄しているんだろうと思います」
 4日に公示される参議院選挙は、定数3増の124議席を巡って21日の投開票に向けた選挙戦が繰り広げられます。

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