参院選あなたの選択は?「年金・社会保障制度」[2019/07/08 19:31]

 8日は「年金・社会保障制度」についてです。先月、金融庁が報告した老後に必要な金額、いわゆる「2000万円問題」で大きな争点になっています。

 与党・自民党です。幼児教育の無償化や年金を受け取り始める時期の選択肢を増やすなどし、年齢・性別にかかわらず、誰もがその能力を発揮できる人生100年時代を築くと訴えています。
 公明党です。収入が少ない年金生活者に最大で1年に6万円支給するほか、高齢社会の対応として認知症への対策を推進するため、研究開発費を拡充するとしています。
 野党です。立憲民主党は、安心して医療や介護が受けられるように年金制度を強化し、医療・介護などにかかる費用について世帯年収に応じて上限を設ける「総合合算制度」を導入すると訴えています。
 国民民主党は、低所得の年金生活者に最低でも月5000円を給付。さらに、パートなど短時間労働の人でも厚生年金に加入できるようにします。
 共産党は、物価や賃金の変動に応じて年金の支給額を調整する今の仕組みの廃止を主張します。低年金者の年金の底上げや所得の高い人の年金保険料の見直しを掲げています。
 日本維新の会は、自分が払った保険料が自分の年金として使われる「積み立て方式」に移行させ、支給する年齢を引き上げるなど、制度の作り直しを訴えています。
 社民党は医療、介護の自己負担や保険料が増えることにストップをかけるほか、介護で働く人たちの賃金を引き上げる事などを訴えています。

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