欧米のIT進出で「従来のビジネスモデル破綻」と警鐘[2019/07/09 15:45]

 総務省は「情報通信白書」をまとめました。企業が情報システムを外部に委託してきたため、日本に巨大IT企業が育たないなど欧米に後れを取ったと指摘しています。

 白書では、1980年代の末から90年代にかけて企業が情報通信技術の開発を中心業務に据えなかったため、欧米に比べて低い伸びにとどまっていると指摘しています。こうしたことから巨大なIT企業が日本には育たず、欧米のIT企業があらゆる産業に進出し、日本の従来のビジネスモデルが成り立たなくなると警鐘を鳴らしています。そのうえで、今後はAI(人工知能)や次世代通信を中心にして活用するよう呼び掛けています。

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