参院選あなたの選択は?「外交・安保」日米の在り方[2019/07/10 17:55]

 参議院選挙について各党の政策伝える10日のテーマは「外交・安全保障」です。

 日本を取り巻く外交問題はロシアとの北方領土問題、北朝鮮の拉致問題、韓国との関係悪化などありますが、各党で主張がはっきりと分かれているのが、日本唯一の同盟国であるアメリカとの在り方です。そこで、日米の安全保障で大きな懸案となっている普天間基地の辺野古移設問題を中心に各党の主張を見ていきます。
 まず、自民党です。安倍総理大臣は「学校や住宅で囲まれた世界一危険といわれる普天間基地の固定化は許されない」として、沖縄県名護市辺野古への移設工事を進めるとしています。
 連立を組む公明党は、山口代表が党首討論で危険性を取り除くことが出発点だとしながらも、辺野古への移設に関しては公約で触れていません。
 次に、野党です。立憲民主党は、移設工事を中止してアメリカと普天間基地を返還する交渉を行い、粘り強く成果を求めると訴えます。
 国民民主党は、地盤が軟弱と指摘される辺野古の埋め立てを中止し、移設計画を見直す考えです。
 続いて、共産党です。辺野古での新基地の建設は完全に行き詰まっているとし、建設中止を訴えます。そして、普天間基地を無条件で撤去することを求めています。
 日本維新の会は、公約に「普天間基地の負担軽減」と記載しているものの、辺野古移設に関しては触れていません。
 また、社民党は普天間基地の即時運用停止と閉鎖・撤去を訴え、沖縄県内への移設断念を求めています。

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