参院選後の臨時国会召集 れいわの2人らが初登院[2019/08/01 11:56]

 先月の参議院選挙を受けて1日に臨時国会が召集され、バリアフリー化の工事が行われた参議院に新人議員が初登院しました。

 (政治部・河田実央記者報告)
 参議院では午前10時すぎに本会議が始まり、まずは議長の選出などが行われました。れいわ新選組から初当選した重い障害のある舩後靖彦議員と木村英子議員は、介助者に付き添われて国会に入りました。議場でも文字盤を使ってコミュニケーションを取るなどし、参議院の職員を通して投票をしました。
 れいわ新選組・舩後靖彦議員:「皆さんのご期待に応えられるようにしたいと思います」
 れいわ新選組・木村英子議員:「一つの制度を改善していくのには時間がかかりますので、私も国会に入って勉強しながら取り組んでいきたいと思っています」
 今回、参議院は設備の改修や重い障害者の介助制度など新たな課題に次々と直面し、今後も一つひとつ対応していくこととなります。また、女性議員もいまだ少ないものの、過去最多の56人となり、まさに「多様性」が増した国会がスタートした格好です。ただ、本当に多様性ある議論がなされるのかどうか与野党の対応が問われます。野党は早速、日韓関係やホルムズ海峡への自衛隊派遣などを巡って予算委員会を開くことを求めていますが、本格的な論戦は秋の臨時国会までは開かれない見通しです。

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