防衛省の概算要求が過去最大5兆円超 F35Bに846億円[2019/08/30 20:14]

 防衛省は来年度予算の概算要求で過去最大となる5兆3223億円を要求しました。アメリカから高額な防衛装備品を購入するなど総額が膨らみ、7年連続の増加要求となります。

 岩屋防衛大臣:「真に実効的な防衛力としての多次元統合防衛力の構築に向け防衛力を着実に強化していくことを目標としております」
 防衛省はアメリカの最新鋭ステルス戦闘機「F35B」6機を取得する費用として846億円を計上しました。また、F35Bを運用する海上自衛隊の護衛艦「いずも」を事実上、空母化するため、改修費用に31億円を盛り込みました。説明資料に誤りがあり、候補地の秋田県などが反発している地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」については、発射装置の取得費など122億円を盛り込みましたが、配備予定地を前提にした関連経費は計上しませんでした。また、航空自衛隊には宇宙作戦隊を新編します。宇宙空間を漂うごみ「スペースデブリ」や人工衛星への妨害状況の監視などを行い、今後、アメリカ軍と連携する方針です。

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